狭いトイレを広く見せるコツ|リフォームを成功させる5つのポイント
リフォームでトイレを広くしたいと思っていても、間取りを変えるような大掛かりな工事はなかなか出来ないですよね。なるべく費用を抑えたいと考えている方も多いはずです。
そんな方にお伝えしたいのが、工夫をすれば狭いトイレでも広く見せられるということ。トイレの面積を広くしなくても、今までよりもスッキリとした空間にできますよ。
この記事では狭いトイレを広く見せるコツや、リフォームを成功させるためのポイントを解説していきます。トイレを快適な空間にするための参考にぜひご覧ください。
狭いトイレをリフォームで広く見せるコツ
トイレを広く見せるためには次の方法が有効です。
- 小さいサイズの便器に変更する
- 壁紙や床材のデザインを工夫する
- 照明を少し明るいタイプに交換する
これらを意識するだけでも、トイレの印象はガラッと変わります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
小さいサイズの便器に変更する
近頃の便器はコンパクトなタイプが増えてきました。タンクレストイレと言えば有名ですね。タンクが付いているトイレに比べると、10cmくらい便器の奥行きが小さくなっています。
ただタンクレストイレを知っていても、「手洗いがなくなるのは困る。」という理由で、変更されない方も多いです。そんな方は「収納一体型トイレ」や「コーナー型手洗器」を検討
してみてはいかがでしょう。
比較的コンパクトなサイズの手洗い器を取り付けられます。特に「コーナー型手洗器」は、サイズが小さく、トイレの角に取り付けるタイプのため、狭いトイレにもピッタリですよ。
壁紙や床材のデザインを工夫する
壁紙や床材のデザインを工夫することでもトイレが広く感じられます。視覚的な効果なので、気休め程度かもしれませんが、トイレを好みのデザインにするだけでも気分が変わりますよ。
トイレの壁紙は「白」が採用されることが多いのですが、その理由はトイレを広く明るく見せるため。暗い色を壁に使うと圧迫感が出てしまうため、濃い色はなるべく床に使うのがおすすめです。
照明を少し明るいタイプに交換する
トイレは暗いよりも、やや明るくした方が広く感じられます。そのため、照明器具はできるだけ光が広がるタイプを選ぶのがおすすめですね。壁に照明がある場合は、天井に変更するだけでも効果があります。
また、青白い光よりも、暖色系の光を選ぶのがポイント。暖色系の光のほうが置いてある物に影ができ、奥行のある空間になります。
狭いトイレのリフォームを成功させる5つのポイント
狭いトイレのリフォームを成功させるためのポイントをまとめました。
- 排水の位置を確認する
- 入り口のドアを見直す
- ペーパーホルダーの位置を考える
- 手洗い・収納をコンパクトにする
- コンセントの位置を見直す
リフォームをする前にぜひチェックしておいてくださいね。
①:排水の位置を確認する
トイレの排水には「床排水」と「床上排水」の2つがあります。床に排水があるのか、壁側に排水があるのかの違いですね。
便器の交換だけなら特に気にする必要はないのですが、手洗い付き収納を検討される場合は、「床上排水」には取り付けできないタイプがあるので注意してください。
よくわからない部分も多いかと思いますので、ご希望のイメージを言っていただければ、適した便器や収納のタイプを提案させていただきます。
②:入り口のドアを見直す
狭いトイレは「外開き」もしくは「引き戸」がおすすめです。内開きのドアだと入るときに窮屈さを感じてしまうため、使い勝手が悪くなります。周りのスペースが取れずに仕方なくドアが内開きになっているケースもあるのですが、できれば改善したい部分ですね。
なぜなら内開きのドアは、万が一中で人が倒れてしまった場合、体が邪魔してドアが開かなくなる危険性があるからです。もし将来的に介護が必要な方がいらっしゃるのであれば、今のうちにトイレの入り口を見直しておく必要があります。
③:ペーパーホルダーの位置を考える
便器を変える場合は、ペーパーホルダーの位置も一緒に変更するとよいでしょう。10cm変わるだけでも使いにくくなってしまうため、便器に合わせて調整する必要があります。
また、小物が置けるタイプのペーパーホルダーに交換するのもいいかもしれませんね。携帯を置いたり、芳香剤を置いたり出来るスペースが少しでもあれば便利ですよ。
④:手洗い・収納をコンパクトにする
狭いトイレでも手洗いや収納を取り付けられます。壁に埋め込むタイプの手洗いや収納であれば、あまりスペースを取らないため、コンパクトにまとまります。
TOTOやLIXILなどから「収納一体型トイレ」も出ているので、実物を見てみるのもいいかもしれませんね。高い位置に収納を付けるのもいいのですが、使いやすさを考えると、やはり座ったままの状態で使える収納が快適です。
⑤:コンセントの位置を見直す
便器の裏側にコンセントが付いている場合は、便器の横に変更しておくとよいでしょう。配線が見えるのが気になる方もいるかもしれませんが、コンセントにトラブルがあったときに修理しにくくなります。
また、使いやすい位置にコンセントがあると、冬場にセラミックファンヒーターなどを使うときにも便利ですよ。
一般的なトイレの面積と便器のサイズ
一般的なトイレの大きさは0.4坪、0.5坪、0.75坪の3パターンがあります。
タイプ |
面積 |
0.4坪 |
約80cm×125cm |
0.5坪 |
約80cm×170cm |
0.75坪 |
約125cm×170cm |
便器のサイズはトイレの面積に合わせて選ぶため、快適に使える便器のサイズは住宅によって違います。便器周りにはある程度スペースが必要だからですね。
便器からドアまで約50cm、壁から15cmほどスペースを開けておくと快適に使えます。使う人の体格によっても変わってくるため、目安として覚えておきましょう。
便器のタイプによるサイズの違い
便器はタンクありトイレ、タンクレストイレの2種類。それぞれの平均サイズは以下のようになります。
便器の種類 |
高さ |
奥行き |
幅 |
タンクあり |
約100cm |
約80cm |
約45cm |
タンクレス |
約54cm |
約70cm |
約40cm |
メーカーや商品によってサイズは変わるため、すべてに当てはまるわけではありません。タンクレスの中には幅が40cm以下のモデルもあるので、トイレの大きさに合わせて選ぶとよいでしょう。
実物を見たら分かりますが、サイズが少し変わるだけでも印象が変わるんですよ。
トイレの大きさに合わせた便器の選び方
トイレの大きさ別に便器の推奨サイズをまとめました。
トイレの大きさ |
便器の奥行き |
便器の幅 |
0.4坪 |
約75cm |
約45cm |
0.5坪 |
約80cm |
約45cm |
0.75坪 |
約80cm |
約50cm |
便器からドアまで50cm、壁から15cmほどのスペースが取れるサイズを選んでいます。
0.75坪の場合はどのサイズの便器でも問題ないので、特にサイズを気にする必要はありません。手洗いや収納にこだわってもいいくらいですね。
狭いトイレは工夫をすれば快適になる!
トイレが狭くても、リフォームで快適な空間に生まれ変わります。他の部屋と比べて面積も少ないため、壁紙や床を張り替えたとしても費用を抑えやすいんですよ。
間取りを変える大きな工事をしなくても、上手く工夫すれば悩みも解決できます。
また、将来的な介護のことも考えてリフォームを行うと、「これも付けておけばよかった」という後悔がなくなるでしょう。その際はスペースの広さを考慮したうえで、便器や手洗いを設置しなければいけません。
頻繁にする工事ではないので、将来のこと考えたリフォームプランを考えるのがおすすめ。10年、20年と変わっていく生活スタイルに合わせて考えるのが、トイレリフォームを成功させるポイントになります。
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